北韓が、北部山岳地帯の両江道（ヤンガンド）付近のミサイル基地で活動を続けているというアメリカメディアの報道について、韓国軍や情報当局が、このミサイル基地は、韓米がすでに監視している対象の一つだと明らかにしました。
韓国軍の関係者が6日、明らかにしたところによりますと、北韓が両江道付近のミサイル基地で活動を続けているというCNNの報道について、すでに1999年末に識別されたミサイル基地で、韓米が継続して監視・観察してきた対象の一つだということです。
韓米の軍当局は、北韓が1990年代半ばから北韓と中国の国境地域の両江道付近にミサイル基地を建設した兆候を諜報衛星によってとらえ、1999年末に、それが中距離弾道ミサイルの「ノドン」の基地であることを識別し、「ヨンジョ里基地」と呼んでいます。
北韓は、両江道ヨンジョ里、咸鏡南道（ハムギョンナムド）の上南里（サンナムリ）、慈江道（チャガンド）ヨンリム郡の地下基地にノドンやスカッドミサイルを配備しています。
一方、アメリカのCNNテレビの報道について、情報当局の消息筋は、
「商業衛星写真の解像度では、基地を拡張しているかどうかを正確に判断し、分析するのに限界がある」と話しています。

[Photo : KBS News]