暗殺事件 北韓がベトナムに謝罪か

金正恩国務委員長の異母兄弟の金正男氏暗殺事件に関連して、北韓はベトナム人女性が事件に巻き添えになったことについてベトナムに非公式に謝罪したことが分かりました。
政府関係筋は11日、北韓は金正男氏暗殺事件でベトナム人女性を巻き添えにしたことについてベトナムに対して非公式に遺憾の意を伝えたという話を聞いたと語りました。
これが事実なら北韓が事件の背景だったことを裏付けるものと受け止められています。
金正男氏は昨年2月にマレーシアのクアラルンプール国際空港で暗殺されましたが、当時、マレーシア警察当局は北韓が事件の背景だとしたものの、北韓は認めませんでした。
事件当時、金正男氏の顔に神経作用剤を塗ったとして、ベトナム人のドアン・ティ・フオンとインドネシア人のシティ・アイシャの2人の女性が逮捕され、裁判が進められています。
2人の女性は、神経作用剤を塗るよう指示したとして、北韓国籍者4人を指名しましたが、4人は事件後に逃走、北韓に戻りました。
非公式ではありますが、北韓がベトナムに謝罪し、先月29日に北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相のベトナム訪問が実現したとみられます。
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