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米朝首脳会談 米国務長官「来年早々に開催されることを期待」

ニュース2018-12-21
米朝首脳会談 米国務長官「来年早々に開催されることを期待」

米朝間の非核化交渉がこう着状態に陥っているなか、アメリカのポンペイオ国務長官が、2回目の米朝首脳会談について、「来年早々、開催されることを期待する」と述べ、アメリカ政府の早期開催の意向を改めて示しました。
ポンペイオ国務長官は現地時間の20日、カンザス州のKNSSラジオとの電話インタビューで、「2回目の米朝首脳会談が来年早々開催されることを期待する」と述べ、年明けから早い時期に会談したいというアメリカ政府の立場を改めで示しました。
また、2回目の米朝首脳会談によって、アメリカに対する脅威の除去に進展があることを望むと話しました。
いまの状況が1年前に比べて改善したのは確かかという質問には、「ミサイルの試験発射や核実験が行われていないため、改善したのは確かだ」と答え、トランプ政権の業績を改めて強調しました。
トランプ大統領が、米朝首脳会談について「2月に開かれる可能性もある」と言及したことや、ツイッターに「急がない」と書き込んだことなどから、予想より遅れるのではないかという見方もありましたが、「あえて遅らせたくはない」という意向を示したものとみられます。
アメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表が、人道支援のため、アメリカ人の北韓への渡航禁止措置を見直すと明らかにするなど、北韓を交渉のテーブルにつかせようとするトランプ政権の意志は、いろんなルートで示されています。
これについて、北韓は20日、朝鮮中央通信の論評で、「対北韓制裁の解除が、アメリカが非核化交渉に真剣に臨んでいることの試金石となる」と主張しました。
また、非核化の範囲についても、「韓半島全体であって、北韓だけの非核化ではない」と強調しました。
北韓がさらに、ポンペイオ長官の今回の発言への反応を示すかどうかに注目が集まっています。

[Photo : YONHAP News]

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