北韓のイタリア駐在大使代理は別人に交代 チョ氏は依然不明

北韓のイタリア駐在大使館のチョ・ソンギル大使代理が行方をくらました直後の去年11月20日、大使代理が別の人物に交代されていたことがわかりました。
韓国駐在イタリア大使館の関係者が4日、明らかにしたところによりますと、「イタリア駐在北韓大使の代理は、2017年10月9日に着任したチョ氏から、2018年11月20日以降、キム・チョン氏に入れ替わったことが確認できる」ということです。
この関係者は、「そのほかのことはわからない」としてます。
チョ氏が、亡命したかどうかについては確認できていませんが、チョ氏が役職から外されたことはイタリア外交当局によっても確認できました。
新たに赴任したキム氏が、北韓大使館で勤務してきた人物なのか、チョ氏が行方をくらましてから北韓が新たに派遣した人物なのかは確認できていません。
イタリア駐在北韓大使館には、チョ氏のほかに1等書記官1人、3等書記官1人、農業担当参事官1人の合わせて4人が勤務してきました。
韓国の情報当局は3日、「チョ氏は、2015年に3等書記官としてイタリアに赴任し、去年11月末で任期を終えることになっていたが、去年11月初めに夫妻で行方をくらました」と明らかにしています。
行方をくらました具体的な理由は明らかになっていませんが、イタリアなど外国政府の保護を受けながら第3国への亡命を要請している可能性が高いとされています。
[Photo : YONHAP News]