北韓外交官、米への亡命打診か CIAは回答せず

行方をくらましている北韓のイタリア駐在大使館のチョ・ソンギル大使代理夫妻が、アメリカへの亡命を打診したとするイタリアメディアの報道について、
KBSはアメリカのCIA=中央情報局に事実確認を要請しましたが、回答を拒否されました。
KBSが5日、明らかにしたところによりますと、CIAは、「チョ大使代理夫妻にアメリカが避難所を提供する計画があるか」という質問に対して、「回答を拒否する」と伝えてきたということです。
イタリアの日刊紙「ラ・レプッブリカ」は、去年11月末の帰国を前に夫妻で行方をくらましたチョ・ソンギル大使代理の要請で、現在、イタリア情報当局が身柄を保護していることを明らかにしたと伝えました。
また、「チョ大使代理がアメリカへの亡命を希望したため、イタリア当局がアメリカ側と協議を進めており、アメリカ側の要請で協議は非公開で行われている」と報じています。
こうしたことは、2回目の米朝首脳会談の開催にも影響を及ぼしかねないことから、アメリカ側が慎重になっているものとみられています。
[Photo : YONHAP News]