統一部出入りの記者に不審メール 北韓のハッキングか

韓国の統一部に現在、出入りしているか、過去に出入りしていた取材記者らに北韓の犯行が疑われるハッキング被害があったことが、7日、明らかになりました。
7日の午前1時20分ごろ、取材記者77人に「RE:TF参考資料」という件名の電子メールが一括送信されていたということです。
統一部はこの電子メールについて「統一部や傘下団体から送信されたものではなく、外部から送信されたものと把握している」と明らかにしました。
専門家の説明によりますと、電子メールに添付されたファイル開くと、閲覧者のコンピューターに保存された情報が流出する仕組みで、北韓の犯行が疑われるということです。
統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は、この日の定例会見で「年が明けてから、政府や統一部を詐称するハッキングやサイバー攻撃がしばしば起きている。これと関連して国家サイバー安全センター、警察庁サイバー捜査課などと緊密に協議しながら対処している」と話しました。
一方、4日にも統一部を装い「金正恩(キム・ジョンウン)北韓国務委員長の新年の辞の評価」との件名で不正なコードが入った電子メールを送るかたちのサイバー攻撃が確認され、韓国当局による捜査が行われていました。
[Photo : YONHAP News]