国連特別報告者 「北韓は人権問題で協力拡大すべき」

北韓の人権問題を担当する国連のキンタナ特別報告者は7日、ソウルで外交部の李泰鎬(イ・テホ)第2次官、統一部の千海成(チョン・へソン)次官とそれぞれ会談しました。
外交部によりますと、外交部の李泰鎬第2次官との会談で、キンタナ氏は李次官に対し、「韓半島の非核化や平和定着をめぐる進展を歓迎する」としたうえで、「韓国政府の努力を支持する」と述べたということです。
キンタナ氏はまた、「北韓が人権分野でも進展するため、国連など国際社会との協力を拡大していく必要がある」と強調したということです。
キンタナ氏は、そのあと、統一部の千海成(チョン・へソン)次官と会談し、相互の関心事について意見を交わしました。
キンタナ氏は千海成次官との会談前、記者らに対し、「平和と和解のプロセスが人権の観点から極めて重要だ」と述べ、北韓の人権に関する韓国政府の立場や行動計画について議論する考えを示しました。
キンタナ氏は3月、国連人権理事会に北韓の人権状況に関する報告書を提出する予定で、今回の韓国訪問は報告書の作成に必要な情報を収集するためとみられています。
キンタナ氏の韓国訪問は5回目で、滞在最終日の11日に記者会見を開き、結果を説明する予定です。
[Photo : YONHAP News]