北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長の中国訪問について、大統領府青瓦台は8日、「特に言及することはない」と述べました。
青瓦台の関係者は8日、メディアとの電話インタビューで、金委員長の中国訪問は米朝首脳会談が迫っていることを示すものではないかとの質問に対し、「中朝間の問題について特に言及することはない」としたうえで、「米朝の間で対話が順調に進んでいるため、高官級会談を含め、首脳会談に向けた準備を進めるための手続きがあるのだろう」と答えました。
政府関係者はまた、「金正恩委員長の4回目の中国訪問が迫っているというシグナルを前日の7日に察知し、状況を注視していた」と述べました。シグナルは、中国や北韓から韓国政府に直接出されたものではないということです。
一方、外交部当局者は8日、金正恩委員長の中国訪問について、「金委員長と習近平国家主席の会談など、中朝の高官級交流が完全な非核化や韓半島の恒久的な平和定着に寄与できることを期待する」と述べました。

[Photo : YONHAP News]