アメリカのホワイトハウスは、2回目の米朝首脳会談の開催地の候補として、これまでにバンコク・ハノイ・ハワイに視察チームを派遣したことが、アメリカのCNN放送で明らかになりました。
ただ、どこを第1候補とするかはまだ決まっていないということです。
CNN放送は、「タイは北韓と外交関係を結んでいる。（1回目の首脳会談が開かれた）シンガポールと同様に北韓が大使館の職員を派遣できるものとみられる」と伝えました。
一方、北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長は権力を守るために海外からの資本投資を警戒していますが、そういった観点から、アメリカとの貿易拡大で利益を得たベトナムが北韓との比較対象になりかねないため、ハノイでの首脳会談には北韓が抵抗を示すとの見方も出ているということです。
そして、「ハワイには北韓の大使館がないため、（2回目の首脳会談の開催地として選ばれるのは）難しいだろう」と指摘しました。
一部では開催地として平壌も挙がっていましたが、アメリカがこれに同意する可能性は極めて低いということです。 

[Photo : YONHAP News]