米国防総省 「北韓のミサイルは特別な脅威」

アメリカ国防総省は17日、「2019年ミサイル防衛検討報告書」をまとめ、北韓のミサイル能力については、「特別な脅威だが、北韓とは平和に向かう新たな道が存在する」と言及しました。
報告書では、北韓、イラン、ロシア、中国について、日々進歩するそれぞれのミサイル能力に憂慮を示し、なかでも、北韓のミサイル能力については、「特別な脅威で、アメリカ本土への攻撃が可能になるときが近づいている」としています。
そのうえで、アメリカは、敵対国のミサイル攻撃を防御するためのシステムを宇宙空間にまで拡大するという構想を示しました。
その一方で、「現在、北韓とは平和に向かう新たな道が存在する」としていて、米朝が交渉局面にあることにも言及しました。
このミサイル防衛検討報告書の発行は、オバマ政権時代の2010年以来、9年ぶりとなります。
[Photo : YONHAP News]