遺骨発掘 安保理で制裁免除決まる

国連安全保障理事会の北韓制裁委員会は、南北が共同で進めることにした遺骨発掘事業を制裁の例外として認めたことが分かりました。
韓国と北韓は板門店宣言履行に向けた軍事分野合意書に基づいて、4月1日から10月31日まで、東部江原道鉄原一帯で遺骨発掘事業を進めることにしています。
外交消息筋によりますと、北韓制裁委員会は先週、南北の遺骨発掘事業を制裁の例外として認めることを決めたということです。
北韓制裁委員会が制裁の例外として認めたことで、遺骨発掘に先立って地雷を除去するための地雷除去機などを北韓に持ち込むことが可能になります。
一方、韓国は南北間の道路連結のための共同調査についても制裁の例外として認めるよう申請していますが、この件についてはまだ最終的な決定は出ていないということです。
韓国とアメリカは今月17日、非核化と南北関係、対北韓制裁などについて調整する作業部会を開き、南北の遺骨発掘や道路連結に向けた共同調査について、制裁の例外として認めるべきとの認識で一致しました。
国連安全保障理事会の北韓制裁委員会は、去年11月から12月にかけて行われた南北の鉄道連結に向けた共同調査や着工式についても制裁の例外として認めました。
[Photo : YONHAP News]