米中首脳会談が急浮上 米朝首脳会談の直後か

2回目の米朝首脳会談が、今月末に開かれる予定ですが、この直後にアメリカと中国との米中首脳会談が開かれる可能性が出てきました。
アメリカのトランプ大統領は現地時間の1月31日、貿易問題の協議のためにアメリカを訪れた中国の劉鶴副首相と会い、問題解決に向けて習近平国家主席との首脳会談に強い意欲を示しました。
トランプ大統領は、今月末ごろに開催予定の金正恩委員長との2回目の米朝首脳会談の前後に習主席との米中首脳会談に臨むかどうかを、1日、記者団から聞かれて「検討している」と答え、2つの会談を連携する可能性を示唆しました。
これに先立ってウォール・ストリート・ジャーナルは、1日、「1月末にワシントンで開かれた米中の閣僚級通商協議で、中国側は2月下旬に中国の海南島で米中首脳会談を開くよう提案してきた。日程は同じく2月下旬にベトナムのハノイ、あるいはダナンでの開催が有力視されている米朝首脳会談の後になる」と伝えています。
ベトナムと中国の海南島は距離的に近く、2つの会談が立て続けに開かれれば、去年の米朝首脳会談後、こう着状態が続いている非核化交渉にも弾みがつくものとみられます。
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