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注目される米朝実務者協議 首脳会談に先立って     

ニュース2019-02-04
注目される米朝実務者協議 首脳会談に先立って     

2回目の米朝首脳会談の詳細を設定するため、それに先立って米朝の実務者が南北軍事境界線がある板門店で協議する見通しです。
そして場合によっては、アメリカ側の実務者が平壌に移動する可能性もあるとされています。
2回目の米朝首脳会談は、去年6月のシンガポールでの米朝首脳会談の合意を履行するための具体策に合意することが目的です。
合意の第1項に明記された米朝関係の改善の方策としては、連絡事務所の開設について、第2項に明記された韓半島の平和体制構築に関連しては、「終戦宣言」について協議するものとみられます。
また問題の核心である非核化の措置としては、寧辺の核施設の永久的な廃棄について協議が続いているとされています。
一方、実務者協議の場所は、板門店の北側施設である統一閣となっていますが、場合によってはアメリカ側の実務者が平壌に移動する可能性も出ています。
実務者協議の場所について大統領府青瓦台の関係者は、板門店と平壌のいずれも可能性があると話しています。
また政府系シンクタンクの国家戦略研究院統一戦略センターの関係者は、金正恩委員長の決断が必要な場合や金正恩委員長がアメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表に直接会うことを希望するなどした場合、アメリカ側実務者が平壌に移動する可能性もあると指摘しています。
一方、スウェーデンで開かれた実務者協議には韓国の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長が部分的に加わりましたが、今回の協議に李度勲本部長が加わるかどうかに関心が寄せられています。
ビーガン北韓担当特別代表は3日午後に韓国入りしましたが、帰国の日程については明らかにしていません。
このためビーガン北韓担当特別代表と北韓のキム・ヒョクチョル元スペイン駐在大使による実務者協議が1回で終わらないとの見方もあります。

[Photo : YONHAP News]

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