文大統領が加わる可能性も 2回目の米朝首脳会談

2回目の米朝首脳会談に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が加わる可能性があることを、文正仁(ムン・ジョンイン)大統領特別補佐官(統一・外交・安全保障担当)が、示唆しました。
文正仁特別補佐官は1日付の韓国日報とのインタビューで、2回目の米朝首脳会談の最終段階で、文在寅大統領が加わる可能性があるかという質問に対して、「そうなることを希望している」と語りました。
また、希望しているだけなのか、準備を進めているのかについては、具体的な言及を避けましたが、「希望しているということは準備もしているということではないか」と述べました。
文正仁特別補佐官のこうした発言は、韓国政府が米朝首脳会談の最終段階で文在寅大統領が加わる方向で準備を進めていると受け止めることができます。
アメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表は先月31日、「トランプ大統領は戦争を終わらせる準備ができている」と語り、2回目の米朝首脳会談で終戦宣言が実現する可能性が高まっています。
文在寅大統領は韓半島の平和定着のために終戦宣言は重要だとしていて、去年6月の1回目の米朝首脳会談でも、終戦宣言のために文在寅大統領が会談に加わる可能性があるとする見方が出ていました。
3日に韓国入りしたビーガン北韓担当特別代表は、4日午後に大統領府青瓦台を訪れて、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長に会い、5日には板門店で北韓のキム・ヒョクチョル元スペイン駐在大使と実務者協議を行う予定です。
[Photo : YONHAP News]