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米朝が6日に平壌で実務交渉 首脳会談の最終調整

ニュース2019-02-05
米朝が6日に平壌で実務交渉 首脳会談の最終調整

アメリカと北韓は、今月末に予定されている2回目の米朝首脳会談に向けて、6日、平壌で実務協議を行います。
アメリカ国務省は4日、韓国を訪問中のビーガン北韓政策特別代表が6日に平壌(ピョンヤン)を訪問し、米朝実務協議の北韓側責任者を務める金赫哲(キム・ヒョクチョル)元スペイン駐在北韓大使と会談すると発表しました。
両氏は、2月末に予定されている2回目の米朝首脳会談の時期や開催地をめぐって最終調整する予定です。
アメリカ国務省は4日の声明で、2回目の米朝首脳会談で前進を図るべきテーマとして、北韓の完全な非核化に加え、米朝関係の転換や、韓半島の持続的な平和構築をあげています。
6日の実務協議では、韓半島非核化プロセスの中心となる寧辺(ニョンビョン)の核施設の廃棄と、それに対するアメリカの相応の措置について重点的に話し合われるものとみられます。
ビーガン特別代表は先月31日のアメリカの大学での講演で、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「アメリカの相応の措置を条件に全てのプルトニウムを取り出す再処理施設やウラン濃縮施設の解体と廃棄を約束した」と明かしたうえで、アメリカの相応の措置については、米朝の実務協議で議論すると述べています。
アメリカの相応の措置としては、米朝連絡事務所の設置、北韓に対する人道支援の拡大などが考えられていますが、北韓は、これらに加えて対北韓制裁の緩和を強く求めているとされ、協議が難航する可能性もあります。
アメリカと北韓が、今回の交渉で、非核化措置と相応の措置をめぐる意見の隔たりをどれだけ解消できるかに、2回目の米朝首脳会談の成否がかかっているという見方も出ています。

[Photo : KBS News]

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