米朝首脳会談に向けた実務協議 2日目に
6日に平壌入りしたアメリカのビーガン北韓担当特別代表とキム・ヒョクチョル元駐スペイン大使による2回目の米朝首脳会談に向けた実務協議が、2日目を迎えました。
協議の進行状況が韓国側にまだ伝わっていないとされるなか、外交部の関係者は、「いまのところ、協議の終了がいつになるかはわからないが、ビーガン特別代表から、協議が終わり次第、韓国側に最初に結果説明をすると聞いている」と明らかにしました。
ビーガン特別代表の北韓訪問には、ホワイトハウス、国務省、国防総省、政府要人の警護に当たるシークレットサービスの関係者らが同行したとされます。
2回目の米朝首脳会談を3週間後に控えているなか、北韓の非核化とアメリカの相応の措置などを盛り込んだ合意文の文言の調整だけでなく、警護や儀典、移動の支援などもひっくるめて議論しているものとみられます。
今回の実務協議では、首脳会談が開催されるベトナムの都市が最終的に決まる可能性が高いことから、協議が数日にわたって行われるという見方が出ています。
ソウルの外交筋は、「アメリカは初めから、板門店より、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の意向をすぐに確認できる平壌で『スピーディーな協議』を行うことを望んでいた。トランプ大統領から全権を委ねられたビーガン氏のチームは、関係者を集めて万端の準備をして、北韓を訪れた」と話しています。
ビーガン特別代表が、金委員長や金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長と会談して、トランプ大統領のメッセージを伝える可能性もあります。
韓国政府の当局者は、ビーガン特別代表の北韓訪問の日程は流動的で、実務協議のあと、ソウルに立ち寄る可能性が高いとしています。
ビーガン特別代表は今月3日にソウル入りし、北韓訪問に先立って、北韓の核問題をめぐる6か国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和交渉本部長だけでなく、大統領府青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長と相次いで会談し、交渉の戦略を練ったとされます。
一方、北韓のメディアは、ビーガン特別代表の北韓訪問や2回目の米朝首脳会談に関する内容を一切報じていません。
[Photo : YONHAP News]
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