ハノイかダナンか? 首脳会談の開催都市めぐり米朝が駆け引き

2回目の米朝首脳会談の開催都市をベトナムのハノイにするか、ダナンにするかをめぐって、実務協議で駆け引きが続いてるもようです。
アメリカのトランプ大統領は現地時間の5日に行った一般教書演説で、2回目の米朝首脳会談をベトナムで開くと発表しましたが、ベトナムのどこで会談するかは明らかにしていません。
アメリカ国務省は、具体的な開催場所をめぐって現在、実務協議で調整を行っていると発表し、開催場所がいまだに決まっていないことを明らかにしました。
北韓は自国の大使館があるハノイを希望し、アメリカは警護などを考慮してダナンを望んでいるとされています。
北韓は、ハノイで会談すれば、トランプ大統領のほかに、ベトナム指導部との外交も進めることができます。
そのため金委員長は、ハノイに決まった場合は、国賓待遇での訪問を希望しているとされています。
一方、アメリカは非核化交渉に集中するためには、隔離された場所であるダナンの開催が有利だと判断し、ダナンでの開催を強力に推し進めています。
非核化交渉をめぐる重大な決着を前に、開催都市をめぐっても、ぎりぎりまで駆け引きが続いている格好です。
[Photo : KBS News]