米ビーガン特別代表 3日間の実務協議終えて8日午後にも帰国へ

2回目の米朝首脳会談に向けて調整を行うため平壌を訪れているアメリカのビーガン北韓担当特別代表が、3日間の実務協議を終えて、8日午後にも帰国するもようです。
政府消息筋は7日、「ビーガン特別代表が8日午後にも平壌を出発すると承知している」と 明らかにしました。
与党「ともに民主党」の関係者は同じ日、「ビーガン特別代表は週末にも韓国側に結果を説明する見通しだ」と伝えています。
一方、6日にビーガン特別代表一行を平壌で下して、烏山(オサン)アメリカ軍基地に戻った軍用機は、実務協議を早めに終えた一部の関係者を帰国させるため、7日午後、再び平壌を往復したとされます。
しかし、ビーガン特別代表は平壌に残り、実務協議を続けました。
今回の3日間の実務協議は、去年から行われている北韓との非核化交渉のための接触としてはもっとも長いものです。
実務協議では、トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がベトナムで決着をつける合意文の文言の調整が集中的に議論されたとされます。
合意文には、アメリカの相応の措置として、終戦宣言に関する文言が盛り込まれる可能性があります。
ビーガン特別代表は先月31日のスタンフォード大学での講演で、終戦宣言や平和協定を進める意向を示しましたが、2回目の米朝首脳会談の合意文に北韓の非核化措置の条件として、終戦宣言までの期限が明記されるという見方も出ています。
[Photo : YONHAP News]