2回目の米朝首脳会談 平和体制に向けた協議体設置を議論

今月末に開かれる2回目の米朝首脳会談では、南北とアメリカが終戦宣言を超えて、平和協定締結に向けて話し合う協議体、いわゆる「平和協定委員会」の設置案が議論される見通しです。
北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、新年のあいさつで、多国間の平和協定の締結を促しています。
韓国のテレビ局JTBCが外交筋の話として報じたところによりますと、「先の実務協議で、平和体制を構築するための協議体の設置が集中的に議論されたと承知している。終戦宣言を超えて、平和協定締結に向かう基盤を作る案が2回目の米朝首脳会談の合意案に盛り込まれそうだ」ということです。
この場合、平和協定委員会が、2回目の米朝首脳会談以降も平和協定の締結に向けた実務協議を続けていくことになります。
アメリカのビーガン北韓担当特別代表は、アメリカを訪れている韓国の国会議長や与野党代表らと会談し、2回目の米朝首脳会談以降も米朝間で交渉を続けていくという意向を示したとされます。
この平和協定委員会には、北韓の核問題について話し合う6か国協議の韓国首席代表・李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和交渉本部長をはじめ、北韓のキム・ヒョクチョル特別代表、アメリカのビーガン特別代表が含まれる見通しで、今後、中国の代表も加わるものとみられます。
[Photo : YONHAP News]