スペインの北韓大使館に男ら侵入 職員を拘束

スペインのマドリードにある北韓大使館が22日、何者かの襲撃を受け、職員が数時間、拘束されていたことがわかりました。
スペインのメディアによりますと、22日、スペインのマドリードにある北韓大使館に複数の男が押し入り、職員らを数時間拘束したということです。
その後、大使館から脱出した女性が助けを求めたことで事件が発覚し、警察が大使館に急行すると、男らは車2台で逃げ去ったということです。
この事件で、職員3人が軽いけがをしたほか、コンピューターなど情報機器が盗まれたということです。
大使館を襲撃した複数の男のなかには、北韓出身と推定される人物もいるということです。
スペイン政府は、事件後、北韓大使館側と接触し、事情を聞いているものと見られます。
スペインと北韓は、2001年に外交関係を樹立し、2013年にマドリッドに北韓大使館が設置されました。
スペイン政府は、北韓の核実験と弾道ミサイル発射を受けて2017年9月に北韓大使を国外退去させたため、現在、北韓大使館に勤務する外交官は、商務官1人だけです。
[Photo : YONHAP News]