非核化に向け緊密協力 韓米外相が電話会談

韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は1日午後、アメリカのポンペイオ国務長官と電話でおよそ30分間会談し、ベトナムのハノイで2日間行われた2回目の米朝首脳会談の結果について意見を交わしました。
アメリカ国務省が明らかにしたところによりますと、両外相は、北韓の非核化に向けて韓米間で引き続き緊密に協力していくことで合意したということです。
電話会談で、康京和外交部長官は、米朝首脳会談が合意に至らないまま終了したものの、アメリカ側が忍耐強く北韓との対話を続けることにしたことを評価し、「今後もわれわれと緊密な意思疎通を続けてほしい」と述べました。
これに対してポンペイオ国務長官も、韓米間の緊密な連携が必要だとする考えを示し、「北韓との対話を続けていく」と述べました。
また両外相は、強固な韓米同盟が韓半島と地域の平和と安定のために欠かせないことを改めて確認し、近いうちに直接会って今後の対応を協議することになりました。
一方、ポンペイオ国務長官は1日、中国の楊潔チ(ようけっち)共産党政治局員、日本の河野太郎外相とも相次いで電話で会談し、2回目の米朝首脳会談について説明し、今後の対応策について協議しました。
2回目の米朝首脳会談は物別れに終わったものの、北韓の非核化に向けて引き続き、周辺国との連携を確認し、協力を促したものとみられます。
[Photo : YONHAP News]