北韓 最高人民会議代議員選挙の投票行われる

北韓は、「最高人民会議」の第14回代議員選挙の投票を10日、行いました。
北韓の最高人民会議は、北韓の憲法では、立法権を持つ国家機関とされ、韓国の国会に当たります。
代議員選挙の投票は、17歳以上の北韓住民を対象に、午前9時から午後6時まで行われ、各選挙区に一人づつ登録されている代議員の候補者に対して賛成、または反対を示す投票を行う形式で行われます。
最高人民会議の代議員は5年ごとに新しく構成されますが、今回の選挙は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が就任してから2回目となるもので、前回の第13回代議員選挙は2014年3月9日に行われています。
第13回代議員選挙では、687人が当選したほか、前の第12回代議員のうちの55%のメンバーが入れ替わりました。
一方、北韓労働党の機関紙「労働新聞」は、10日付けの社説で、「意義深い時期に行われる投票に参加して、最高指導者を支えていこう」と訴え、内部の結束を固めることの必要性を強調しました。
10日の投票の結果は、11日か12日に発表される可能性が高いとみられます。
[Photo : YONHAP News]