韓国国家安保室長 米・中の外交・安全保障トップと接触

大統領府青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長が先週末から今週にかけて、中国とアメリカの外交・安全保障のトップと相次いで接触したもようです。
鄭室長は先週末、非公開で中国を訪れ、中国外交トップの楊潔篪(ようけっち・ヤンチエチー)共産党政治局員と会談したとされます。
鄭室長と楊政治局員は、2回目の米朝首脳会談が事実上、決裂されたことについて、韓国と中国の立場を共有し、北韓が非核化対話の軌道から離れないようにするための両国の連携について議論したとみられます。
また、鄭室長は11日夜、アメリカのボルトン国家安全保障担当大統領補佐官と電話で会談し、2回目の米朝首脳会談以降の韓米の連携について議論したとされます。
しかし、青瓦台は、鄭室長の中国訪問や、ボルトン補佐官との電話会談について、言及を避けました。
こうしたなか、アメリカのダン・コーツ国家情報長官が近く、韓国を訪れる可能性があると、政府当局者が11日、明らかにしました。
ダン・コーツ国家情報長官は、CIA=中央情報局など連邦政府傘下の16の情報機関を総括するアメリカ情報機関トップです。
韓米関係に詳しい消息筋は、「韓米の情報当局は、コーツ国家情報長官の韓国訪問日程について調整を終えている。早ければ今週中にも韓国入りする可能性が高い。国家情報長官の韓国訪問は異例のことだ」と説明しています。
[Photo : YONHAP News]