北韓 最高人民会議代議員選挙の当選者発表

北韓は10日に行われた第14期最高人民会議の代議員選挙の当選者687人の名簿を発表しました。
5年に一度の代議員選挙は選挙区ごとに候補者一人に対し信任投票の形で行われます。
朝鮮中央通信は12日、最高人民会議の代議員選挙 の投票の結果、687人の代議員が当選したと伝えました。
当選者名簿には、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が含まれたほか、李容浩(リ・ヨンホ)外相、崔善姫(チェ・ソニ)外務次官、金昌善(キム・チャンソン)国務委員会部長も初めて含まれました。
しかし、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の名前は載っていません。
金委員長は政権発足後、初めて行われた2014年3月の第13期最高人民会議の代議員選挙では、「第111号白頭山(ペクトゥサン)選挙区」の候補として出馬し、当選していました。
北韓のメディアは当時、投票日の翌日、金委員長の当選を大きく報じ、その翌日に、全体の当選者の名簿を発表していました。
今回は、投票日から2日経っての発表で、金委員長についての言及がまったくなかったため、その背景に関心が寄せられます。
[Photo : YONHAP News]