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文大統領、米国家情報長官と会談 北情報共有

ニュース2019-03-21

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、20日、韓国を訪れているアメリカのダン・コーツ国家情報長官と会談し、北韓の核問題の解決に向けた方策などについて議論しました。
大統領府青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は「文大統領とコーツ長官は、韓米両国間の懸案について、幅広く突っ込んだ意見交換を行った」と述べました。
文大統領の就任以降、北韓とアメリカの対話や、韓半島の非核化問題は、南北米の情報当局が主導してきました。
コーツ長官は、アメリカのCIA=中央情報局やFBI=連邦捜査局などの情報機関を統括する、DNI=国家情報局のトップです。
文大統領とコーツ長官は、ハノイの米朝首脳会談決裂以降の北韓の動きについて、考え方を共有し、協力の方策について議論したものと見られています。
コーツ長官は、これまで北韓に対して強硬な姿勢を示してきたことから、今回の会談では、最近見られる北韓の挑発の兆しと関連して、北韓に対するアメリカの懸念を文大統領に伝えたという観測が出ています。
一方、文大統領は、これまで北韓と接触した内容を共有し、今後の緊密な協力を要請したものと見られます。
また、最近、韓国政府が提案した北米間の「グッド・イナフ・ディール(十分いい取引)」の成立に向けた方策について議論が交わされた可能性も指摘されています。

[Photo : YONHAP News]

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