ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

北韓の対外宣伝メディア 統一部を激しく非難

ニュース2019-04-09
北韓の対外宣伝メディア 統一部を激しく非難

北韓は9日、韓米首脳会談を前に、韓半島の平和と繁栄のためには外国勢力との協調ではなく民族の協調を強化すべきだと主張し、韓国の統一部が先月発表した南北首脳会談の定例化などの計画を激しく非難しました。
北韓の祖国平和統一委員会が運営する対外宣伝メディア「わが民族同士」 は9日、論評を掲載し、韓国の統一部がこのほど発表した「2019年度南北関係発展施行計画」について、「何の価値もない空っぽの殻」と批判しました。
金錬鉄(キム・ヨンチョル) 統一部長官の8日の就任を受けて、統一部に対し、北韓政策においてより積極的な姿勢への転換を促す狙いがあるものとみられています。
統一部は先月28日、「2019年度南北関係発展施行計画」を国会で報告し、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長のソウル訪問の実現や、南北首脳会談や南北閣僚級会談の定例化などを目指す考えを示しています。
「わが民族同士」 は、論評に加え、「民族協調に平和と繁栄、統一がある」と題する文章を掲載し、「民族の和解と団結により、韓半島の平和と繁栄、統一の全盛期を開いていこうとする民族の意志は日々高まっている。外国勢力との協調ではなく、民族協調の道に乗り出すことこそが生きる道であり、ここに民族の明るい未来を開いていく近道がある」と主張しました。
北韓の対外宣伝メディアのこうした主張は、2日後に予定されている韓米首脳会談を意識したものとみられます。

[Photo : KBS News]

新着ニュース