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米国務長官「制裁解除に余地」 韓米首脳会談前日に

ニュース2019-04-11

アメリカのポンペイオ国務長官は、韓米首脳会談前日の現地時間の10日、アメリカ上院外交委員会の公聴会で、対北韓制裁の解除に余地を残しておきたいという趣旨の発言をしました。
ポンペイオ長官は、この日の公聴会で「北韓がCVID=完全で検証可能かつ不可逆的な非核化の約束を立証するまで、いかなる制裁も解除してはならないという点に同意するか」という質問に「その点には、若干の余地を残しておきたい」と答えました。
ポンペイオ長官は「時として特殊なケースも起こりうる」としたうえで「(目標を)達成するうえで正しいと判断できる、実質的な進展がある場合に限る」と説明しました。
このような発言は、2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったあと、強硬派を中心に北韓への圧迫基調を掲げていたアメリカが、事実上、初めて対北韓問題に柔軟な姿勢を示したものであるだけに、関心が高まっています。
とくに、ポンペイオ長官の発言が韓米首脳会談の前日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領のアメリカ到着に合わせて出たという点も、注目を集めています。
一方、10日(現地時間)午後にワシントンに到着した文大統領は、11日、トランプ大統領と就任後7回目となる韓米首脳会談を開催します。

[Photo : YONHAP News]

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