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文大統領 米国務長官や大統領補佐官と面会

ニュース2019-04-12
文大統領 米国務長官や大統領補佐官と面会

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は現地時間の11日朝、韓米首脳会談に先立って、ポンペオ国務長官やボルトン国家安全保障担当大統領補佐官と面会しました。
ホワイトハウスの近くにある迎賓館で行われた面会では、ポンペイオ長官やボルトン補佐官に韓半島平和プロセスの進展に向けたアメリカ政府の協力を呼びかけました。
なかでも、韓半島の完全な非核化の実現に向けて、北韓が意味ある非核化措置を取った場合、その見返りにアメリカが部分的に制裁を解除するという韓国側の仲立ち案について説明したとされます。
面会には、アメリカ側からはビーガン北韓担当特別代表やハリス韓国駐在アメリカ大使らが、韓国側からは康京和(カン・ギョンファ)外交部長官や鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長、趙潤済(チョ・ユンジェ)アメリカ駐在韓国大使、金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安全保障室第2次長らが同席しました。
ポンペイオ長官は対北韓政策ではアメリカ政府内で交渉派を代表し、またボルトン補佐官は強硬派を代表する人物とされ、文大統領がこの2人を同時に面会したのは、韓米首脳間のトップダウン方式の対話をアメリカ政府当局者としてフォローしてほしいというメッセージをこめたものとみられます。
文大統領は1回目の米朝首脳会談が取り消された去年5月にアメリカを訪れた際にも、トランプ大統領との会談に先立ちこの2人と面会しています。
これまでポンペイオ長官は完全な非核化が実現されるまで北韓制裁の解除はないとする立場を貫いてきましたが、10日、アメリカ上院外交委員会の公聴会で、北韓制裁の解除に余地を残しておきたいという趣旨の発言をし、制裁の一部解除に前向きな姿勢を示しています。

[Photo : YONHAP News]

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