国連軍司令部 高城平和遊歩道への民間人出入りを承認

韓国政府が進める、DMZ=非武装地帯での「平和遊歩道(トゥルレギル )」造成事業のうち、韓国東北端で軍事境界線のすぐ南側にある高城(コソン)の遊歩道について、国連軍司令部が民間人の出入りを承認しました。
ロバート・エイブラムス在韓アメリカ軍司令官兼国連軍司令官は23日、高城の遊歩道への民間人の出入りを承認しました。
また、「国連軍司令部と韓国政府は、平和遊歩道事業のもっとも重要な課題である『観光客の安全確保』のため非常に長い時間、努力を注いできた」と強調しました。
高城の遊歩道は、統一展望台から金剛山(クムガンサン)展望台までを歩いて移動するAコースと、車で移動するBコースの2つのコースからなります。
国連軍司令部は、「高城の平和遊歩道は、国連軍司令部がこれまで民間人の出入りを承認したDMZの13か所の見学地域のように、南北間の交流や学習の機会を与える場所になるだろう」とコメントしました。
政府は27日から高城の平和遊歩道をモデルとして運営したあと、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)と江原道(カンウォンド)鉄原(チョロン)にも遊歩道をつくり、段階的に開放する方針です。
[Photo : YONHAP News]