金委員長 専用列車でロシア入り

ロシアのプーチン大統領との初めての首脳会談に出席するため、専用列車でウラジオストクに向っていた北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、韓国時間の24日午前9時40分ごろ、国境を越えてロシア側のハサン駅に到着しました。
ロシアのタス通信によりますと、金委員長はハサン駅で下車し、出迎えの地元の人から花束を受け取って歓迎を受け、祖父の「金日成(キム・イルソン)の家」と呼ばれる朝ロ友好の施設を訪れたということです。
一方、北韓の朝鮮中央通信は、今回の金委員長の一行には、金平海(キム・ピョンヘ)朝鮮労働党副委員長と呉秀容(オ・スヨン)党副委員長、李容浩(リ・ヨンホ)外相、崔善姫(チェ・ソニ)第1外務次官、李永吉(リ・ヨンギル)朝鮮人民軍総参謀長らが同行していると伝えました。
これまで米朝首脳会談や中朝首脳会談など金委員長の首脳外交に同行してきた金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長兼統一戦線部長の名前は挙げられていません。また、李雪主(リ・ソルジュ)夫人の名前もありませんでした。
これに先立ち、ロシア大統領府は、金委員長とロシアのプーチン大統領が25日にウラジオストクで会談すると公式に発表し、今回の首脳会談の中心的な議題は、韓半島の非核化問題の政治・外交的解決になる見通しだと明らかにしています。
朝ロ首脳会談は、金委員長の父、故金正日(キムジョンイル)国防委員長による2011年8月のロシア訪問以来、8年ぶりとなります。
[Photo : YONHAP News]