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国連軍 JSAの行政的な管理権を韓国側に委任へ 

ニュース2019-04-30
国連軍 JSAの行政的な管理権を韓国側に委任へ 

南北軍事境界線にある板門店のJSA=共同警備区域をめぐり、韓国とアメリカは、JSAの行政的な管理権を韓国側に委任する方向で調整を進めていることが29日わかりました。
政府関係者は29日、「国連軍司令部がJSAの管理権を韓国側に委任する方向で、両国間で協議がほぼまとまっていて、このことを北韓側に伝える予定だ」と明らかにしました。
JSAの警備は、2004年以来、韓国軍が行っていますが、その管轄権は国連軍司令部にあります。管理権が韓国側に委任されれば、今後、国連軍の管轄権はそのまま維持される一方で、JSAの見張り所の実質的な管理・運営は、南北が担当することになる見通しで、JSAでの観光客の自由往来の実現に向けた措置と受け止められています。
韓国と北韓、それに国連軍は、去年9月の南北軍事合意にもとづき、JSA内での観光客らの自由往来を実施する方向で話し合いを進めてきましたが、北韓がJSAを実質管理している国連軍を話し合いから外すよう求めたため、協議が難航していました。そのため、韓米は、暫定的な措置として、今は中断している板門店の韓国側区域の公開を来月1日から再開する方針を発表していました。

[Photo : YONHAP News]

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