韓国外相 「非核化交渉の再開向けて北韓への特使派遣も検討」

康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は2日、2回目の米朝首脳会談以降、こう着状態に陥っている非核化交渉の糸口を見出すため、北韓への特使の派遣などを含む方策を検討していると明らかにしました。
康長官は2日、外交部庁舎での会見で「先の2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって以降、多少こう着状態にあるが、南北とアメリカの首脳たちの非核化や平和に向けた変わりない意志にもとづいて、外交的努力を水面下で続けている」と話しました。
康長官は、北韓への特使の派遣を検討しているかという質問に対して、「特使の派遣を含むさまざまな方策を検討している」とし、「外交的努力を通じて、早急に北韓との対話の再開を模索するほか、非核化で実質的な進展が見られるよう、引き続き取り組んでいく」と強調しました。
北韓に対して年内に800万ドルの人道支援が可能とみているかという質問に対しては、「韓国政府としては、北韓への人道支援は、政治的な状況とは無関係だという認識だ。国際社会の意志が結集される必要があると考えている」と答えました。
その上で康長官は、「あらゆる状況を踏まえて、主要国や国際機関と引き続き協議を進めている。時期を特定するのは難しいが、韓国政府としては早急に行われることを望んでいる」と話しました。
[Photo : YONHAP News]