米高官が来韓 米朝対話の再開について協議

北韓が短距離の飛翔体を発射するという新たな事態のなか、米朝対話の再開の糸口を見出すため、アメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表が8日午後、韓国を訪れます。
外交筋によりますと、ビーガン特別代表は7日、日本を訪れ、日本の当局者らと北韓の完全な非核化に向けた日米の連携などについて議論しました。
8日午後、韓国入りするビーガン特別代表は9日と10日、外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長と北韓の核問題をめぐる6か国協議の韓米首席代表会議や、非核化と南北関係に関する韓米作業部会などを開きます。
韓米作業部会はことし3月14日のワシントンでの会議以来で、ビーガン特別代表の韓国訪問は2回目の米朝首脳会談以降初めてです。
今回の会議では、北韓が最近発射した飛翔体に関する韓日米3か国の分析結果を共有し、今後の対応について話し合うことになりそうです。
北韓への人道支援も議題として取り上げられる見通しです。
食糧支援は、米朝対話の再開の糸口として挙げられていましたが、北韓が挑発的な行動に出たことで、韓米の合意がなされるかどうかに関心が集まっています。
ビーガン特別代表は、韓国政府の外交、安全保障の要人と会うとみられ、なかでも金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安全保障室第2次長、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官と会談するとみられます。
[Photo : YONHAP News]