北韓メディア 「長距離の打撃訓練実施」

北韓の朝鮮中央通信は10日、北韓が9日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の立会いの下、 西部戦線防衛部隊による長距離の打撃訓練が行われたと報じました。
朝鮮中央通信は、ミサイルと見られる飛翔体が発射される場面や金委員長が立ち会っている様子などが収められた写真16枚も公開し、 今回の訓練は、迅速な防御能力を検証するためのもので、成果があったとしています。
ミサイルと推定される飛翔体が移動式発射台から垂直に発射される様子から、新型戦術誘導兵器など数発が発射されたとみられます。
訓練に立ち会った関係者として、パク・ジョンチョン砲兵局長など人民軍指揮官の名前が挙げられましたが、ICBMを管轄する戦略軍司令官の名前は含まれませんでした。
これに先立ち、北韓外務省の報道官は今月8日、「4日の飛翔体の発射は、正常で自衛的な軍事訓練だ」と主張し、将官級会談の北韓側代表団の報道官も「韓国で行われた韓米合同軍事演習への対応措置だ」と強調しています。
一方、AP通信は10日、アメリカ空軍が現地時間の9日、西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地で、ICBM=大陸間弾道ミサイル「ミニットマン3」の発射実験を行ったと報じました。
アメリカ空軍は1日にも「ミニットマン3」の発射実験を行っています。
[Photo : YONHAP News]