統一部 対北支援800万ドル供与、週内にも国際機関との協議終える

韓国の統一部は、国際機関の北韓に対する人道支援事業に800万ドルを供与するために、今週中にも各機関と事業計画についての協議を終わらせる計画だと明らかにしました。
統一部報道官は27日の定例ブリーフィングで、800万ドル供与の進行状況について聞かれたのに対し「今週中にもユニセフの栄養支援事業や母子保健事業の推進計画に関してWFP=世界食糧計画との協議を終わらせる計画だ」と述べました。
報道官はまた「そのあとに、基金管理審議委員会や南北交流推進協議会など国内の手続きにも着手する計画で進めている」と付け加えました。
北韓は26日、対外宣伝インターネットメディア「メアリ」を通じて人道的な支援よりも「根本問題」を解決すべきとの主張をしましたが、これについて報道官は「宣伝メディアが報じることについて政府が言及したり対応するのは適切ではない。南北共同宣言をはじめとする、南北間の合意を滞りなく履行していくのが我々の立場だ」と明らかにしました。
一方、政府が1月に北韓に対して、金剛山(クムガンサン)観光と開城工業団地の運営再開を前提に、ドルでの支払いの代わりにその2倍の金額に相当する米の支給を提案していたとする報道については「検討したことすらない」と否定しました。
[Photo : YONHAP News]