アメリカ高官 「交渉続けるなかで、米朝の隔たり狭める」

米朝の非核化交渉のこう着状態が長引くなか、アメリカのビーガン北韓担当特別代表は、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議で北韓との交渉を再開する意向を重ねて示しました。
アメリカのブルームバーグ通信が伝えたところによりますと、ビーガン特別代表は「交渉を続けることで、両国の隔たりを狭めていくことができると確信する」と述べたということです。
また「去年のシンガポールでの1回目の米朝首脳会談で約束したすべての目標に向けて、さらなる進展が果たせるだろう」と話しました。
2回目の米朝首脳会談以降、こう着状態が長引いていることから、交渉に弾みをつけたい狙いがあるとみられます。
これについて、アメリカのシャナハン国防長官代行は2日、北韓との外交努力を後押しするために停止している韓国との主な合同軍事演習について、「現時点では再開する必要性はない」という見解を示しました。
シャナハン国防長官代行は、「演習が停止されていても韓半島の軍隊は軍事上必要な用意ができていると、軍高官から聞いている」と説明しました。
[Photo : YONHAP News]