ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

韓米連合軍司令部、ソウルから平沢に移転で合意 韓米国防相会談で

ニュース2019-06-04
韓米連合軍司令部、ソウルから平沢に移転で合意 韓米国防相会談で

3日に行われた韓米国防相会談で、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官とシャナハン国防長官代行は、韓米連合軍司令部を 京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)市のアメリカ軍基地に移転することで合意しました。
国防部は、去年10月、国会の国政監査で「年末から連合軍司令部本部の国防部の用地内への移転を推進する」とし、韓米両国はこれに関連したMOU=了解覚書も締結していましたが、これを覆すかたちとなりました。
その理由について、国防部は作戦効率性などを挙げながら「従来の決定を覆すのには勇気が必要だったが、合理的に検討した結果、少なからぬ問題が露わになった」と説明しました。
一方、連合軍司令部本部が地方へ移転し、ソウルでのアメリカ軍の兵力がなくなると、北韓が恐れる「アメリカ軍の自動介入」というシステムが失われるのではないかという見方が出ています。
これについて、ある専門家は「北韓による攻撃があった場合、アメリカ軍が介入するかどうかを決定する最も重要な名分はアメリカ軍自身が攻撃されたかどうかだ。連合軍司令部までもソウルを離れるとなると、北韓軍がソウルを占領しない限り、アメリカ軍が動く理由がなくなってしまう」と指摘しています。 

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース