文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、３日、アメリカのシャナハン国防長官代行と面談し、韓半島情勢における韓米同盟の重要性について強調しました。
大統領府青瓦台の報道官がブリーフィングで明らかにしたところによりますと、文大統領は「対話を通じた韓半島の完全な非核化と恒久的な平和構築のためには韓米同盟が何よりも重要だ」と述べました。
これを受けて、シャナハン代行は「韓米同盟に対する強い信念を持っており、堅固な韓米連合防衛態勢の維持は、韓半島問題の平和的解決に向けた外交の余地を確保するうえで貢献している」と応えました。
文大統領はまた、離散家族の再開や食糧支援など人道支援の必要性を強調し、これに向けて韓米で緊密に協議し、協力していくことを求めました。
このほかにも、文大統領とシャナハン代行は、非核化という目標達成において意味のある進展があるまでは、北韓に対する制裁は維持されるべきという原則を改めて確認したということです。
一方、シャナハン代行は30日、先月の北韓による飛翔体発射について「安保理決議違反だ」と発言しており、これをめぐって文大統領とどのような会話を交わしたかにも関心が集まっていましたが、青瓦台の関係者によりますと、これに関連する言及はまったくなかったということです。 

[Photo : YONHAP News]