韓国の大統領府青瓦台は、南北首脳会談が今月に開催される可能性について「現実的に今月末の開催は難しい」との立場を明らかにしました。
青瓦台の高位関係者は10日、記者らとのインタビューで、６月に南北首脳会談が開かれる可能性についての質問に「現実的に、時期的な問題や期間の問題などを考慮した場合、一部の報道や予想のように、今月末に開かれると考えるのは難しい」と応えました。
その一方で「南北首脳会談が今月末に確実に開かれないと断言はできない。条件さえ合えば、すぐに開催されるかもしれない」と述べ、開催の可能性はゼロではないとしています。
この関係者はまた「南北関連の交渉は、最終決定後に発表するのが原則だ」としたうえで「とくに北韓とアメリカの核に関連する交渉であるだけに、条件が整ってからやっと交渉可能になるものみられる」と話しました。
最近、専門家らの間では、G20サミットのあとの今月末に行われるアメリカのトランプ大統領の韓国訪問に先立って、南北首脳会談を開き、米朝間の膠着状態を打開すべきとの主張が出ていました。

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