10日死去した故金大中（キム・デジュン）元大統領の妻、李姫鎬（イ・ヒホ、享年97）氏の告別式に、北韓が弔問団を派遣する可能性に関心が集まっています。
北韓は2009年、金大中元大統領が死去したときは、当時の朝鮮労働党の金己男（キム・ギナム）書記が率いる弔問団をソウルに派遣しています。弔問団は、当時の李明博（イ・ミョンバク）大統領を表敬訪問し、当時の金正日（キム・ジョンイル）国防委員長のメッセージを伝えています。
李姫鎬氏は、2011年、金正日国防委員長が亡くなったとき、弔問のため北韓を訪問し、北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長に会っていて、2015年にも、金正恩委員長の招きにより、北韓を訪問しています。
こうしたことから、北韓がソウルに弔問団を派遣する可能性があるとみられています。
ただ、北韓は、2008年5月に盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領が死去した際には、金正日国防委員長の名義で弔電を送るにとどまっています。

[Photo : YONHAP News]