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北韓外務省 米国に「姿勢の変化」求め、韓国には「口出しするな」

ニュース2019-06-28
北韓外務省 米国に「姿勢の変化」求め、韓国には「口出しするな」

北韓外務省は27日、局長談話を発表し、アメリカに対しては、交渉担当者の交代を求め、韓国に対しては「口出しする問題ではない」と釘を差しました。
北韓外務省のクォン・ジョングンアメリカ担当局長は27日、談話を発表し、アメリカに対して「対話の再開を望むなら、交渉担当者の交代とともに、完全な対案を示すべきだ」としたうえで、「期限は年末までだ」と改めて強調しました。
談話では「話が通じる人と交渉しなければならない」としてポンペイオ国務長官などアメリカ側の交渉担当者への不満をちらつかせました。
また北韓は、米朝交渉は「韓国を通して進めるようなものではまったくない」とし、「韓国が口出しをする問題ではない」と強調しました。
さらに、「韓国の当局者らが、南北間で水面下の対話が進んでいるかのような話をしているが、そのようなことはない」とし、南北間で円滑な意思疎通が行われているとした大統領府青瓦台の説明を否定しました。
北韓の主張は、対話再開に備えて、アメリカには姿勢の変化を、韓国政府には仲介者の役割ではなく、当事者としての積極的な役割を求めているという見方があります。
これに対して統一部は、「南北と米朝の対話が早急に再開されることによって、韓半島の非核化と恒久的な平和定着が実現するよう引き続き努力する」という従来の立場を改めて示しました。
またアメリカ国務省も現地時間の27日、「建設的な議論を行う準備ができている」とコメントし、北韓を刺激することを避けながら、対話の再開を望むという基本的な立場を示しました。

[Photo : KBS News]

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