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米朝高官級会談、来月のバンコクARF閣僚会議に合わせて開催か

ニュース2019-07-03
米朝高官級会談、来月のバンコクARF閣僚会議に合わせて開催か

北韓とアメリカが先月30日の板門店(パンムンジョム)での首脳会談で非核化交渉の再開に合意したことを受け、来月初めにタイのバンコクで開催される国際会議に合わせ、両国の高官級会談が行われる可能性が取りざたされています。
外交消息筋によりますと、アメリカのポンペイオ国務長官と北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相は8月2日にタイ・バンコクで開かれるARF=ASEAN地域フォーラムの閣僚会議に共に出席することが予想されます。
ARF閣僚会議は、北韓とアメリカがともに参加できる唯一の高官級国際会議で、両国とも毎年出席しています。
ポンペイオ国務長官と李容浩外相は、去年6月、シンガポールで1回目の米朝首脳会談直後に行われたあとのARF閣僚会議にもともに出席していましたが、当時李容浩外相は、ポンペイオ国務長官のカウンターパートではなかったため、公式的な会談は行われませんでした。
しかし、ことし2月に開催されたベトナム・ハノイでの2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって以降、北韓の対米交渉の軸足が、統一戦線部を担当していた金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長から李容浩外相に移ったことで、今回は高官級会談が行われる可能性があるとの見方が出ています。
一方、北韓との実務交渉を統括するアメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表も、ARF閣僚会議に合わせてバンコクに向かうとされていて、北韓の実務交渉チームもバンコク入りした場合、高官級会談に先立ち、実務交渉も行われる可能性があります。
一方、非核化交渉で韓国側首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長も、この間、バンコクに向かう計画で、韓米首席代表による協議が行われるほか、韓国・北韓・アメリカの3者会談が行われる可能性もあるとの見方が出ています。

[Photo : YONHAP News]

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