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在韓米軍「北『火星15』、米本土の全域攻撃可能」 初の公式見解

ニュース2019-07-11
在韓米軍「北『火星15』、米本土の全域攻撃可能」 初の公式見解

北韓が2017年11月に発射した ICBM=大陸間弾道ミサイル「火星(ファソン)15」は、アメリカ本土の全域を攻撃する能力を備えているとする、韓国駐留アメリカ軍の公式見解が初めて示されました。
韓国駐留アメリカ軍が11日に発刊した将兵教育用の資料「戦略ダイジェスト」によりますと、北韓は現在「火星13」「火星14」「火星15」という3種類のICBMを保有しており、これらの射程距離はそれぞれ5500キロメートル以上、1万58キロメートル、1万2874キロメートルと推定されています。
とくに「火星14」「火星15」については、それそれ「アメリカ本土のほとんどの地域に到達可能」「アメリカ本土の全域を攻撃可能」などの見解を示しました。
韓国駐留アメリカ軍は、ことし初めに発刊した「国防白書」では、北韓が保有するICBMとして「火星13」「火星13開放型」「火星14」「火星15」「テポドン」を挙げ、「火星15」の射程距離を1万キロメートル以上と分析していました。
また「去年1年間、2016年から2017年に繰り返された北韓による挑発が中断されたのは歓迎に値するが、韓米同盟は依然として北韓の脅威に直面しているという根本的な状況には変わりはない」と分析しています。

[Photo : YONHAP News]

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