統一部は24日、韓国人2人が乗っていたロシアの漁船が17日に北韓国境警備当局に拿捕（だほ）されたことを明らかにしました。
統一部によりますと、この漁船は16日午後7時ごろ、江原道（カンウォンド）の束草（ソクチョ）を出港してロシア極東のザルビノ港に向かっていたところ、エンジンの故障で漂流し、17日に東海の北韓側水域に入ったところを、北韓の取り締まりを受け拿捕されたということです。この漁船には韓国人2人とロシア人15人が乗っていました。在北韓ロシア大使館の関係者によりますと、乗組員は員健康で、安全な場所で取り調べを受けているということです。
政府は、２４日午後までに９回にわたって北韓側に船員の安否の確認と送還を要請しましたが、これまで回答はない状態です。
統一部は「外交当局を通じて引き続きロシアに協力を要請しており、ロシア当局が確認した内容は迅速に入手している。北韓との協議や関係国の協力を通じて韓国国民2人が無事送還されるよう最善を尽くす」と述べました。
 

[Photo : YONHAP News]