北韓のミサイル発射 米朝実務交渉に影響与えず

北韓が25日、新型の短距離弾頭ミサイルを発射したあとも、北韓とアメリカの間では継続的にコミュニケーションが行われていることがわかり、弾道ミサイルの発射は米朝実務交渉の実現には影響を及ぼさないものとみられています。
アメリカのトランプ大統領は、22日、パキスタンのイムラン・カーン首相との会談に先立って、「最近、北韓と前向きな内容の書簡を交わしている。彼らはわれわれに会いたがっていると思う」と述べました。
トランプ大統領はまた、26日、北韓のミサイル発射に対し、どこにでもある普通の短距離ミサイルに過ぎないとして、「まったく気にしていない」と述べました。
これについて専門家は、国連安保理の決議で禁じられている弾頭ミサイルではないという見解を示しているほか、北韓とアメリカの間でコミュニケーションが継続的に行われていることを物語っていると分析しています。
また、アメリカは、8月の韓米合同軍事演習の詳細について北韓側に直接説明し、北韓もある程度の理解を示しているということです。
これについて外交消息筋は、北韓とアメリカが、直接コミュニケーションを取り合いながら、実務交渉の時期を調節しているものとみられると説明しています。
[Photo : YONHAP News]