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米財務省 北韓国籍の貿易会社幹部を制裁対象に追加

ニュース2019-07-30
米財務省 北韓国籍の貿易会社幹部を制裁対象に追加

アメリカ財務省が29日、朝鮮労働党の軍需工業部傘下でベトナムを拠点とする貿易会社の幹部1人を制裁対象に追加すると明らかにしました。
この幹部は、ベトナムで活動する北韓国籍のキム・スイルという名の人物で、財務省は、「北韓の兵器開発プログラムを支援した」と説明しています。 制裁対象となると、アメリカ国内の資産が凍結され、アメリカ人との取引が禁止されます。
今回の制裁は、北韓が5日前に短距離弾道ミサイルを発射していることから、北韓への警告のメッセージが含まれているという見方が出ています。
ただ、今回、制裁対象となった個人の地位がそれほど高くないため、米朝実務交渉の再開などを念頭に置いて、その対象を調整したとされます。
財務省は今回の制裁が追加制裁ではなく、これまでの制裁の履行措置だと強調しています。
財務省は先月19日にも北韓の制裁回避を支援したとしてロシアの金融機関を制裁対象に指定しています。

[Photo : YONHAP News]

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