合同参謀本部「北韓が短距離弾道ミサイル2発を発射」

韓国軍の合同参謀本部は、北韓が31日に東北方向の東海に向けて発射した短距離弾道ミサイルについて、「2発とも移動式発射台(TEL)から発射された」とし、25日に発射されたミサイルと類似している可能性があることを明らかにしました。
北韓は、ことし5月4日と9日にも、ロシアの短距離ミサイル「イスカンデル」に飛行特性が似たKN-23と呼ばれる短距離ミサイルを発射しています。
当時発射されたKN-23は、高度はおよそ50キロ、飛行距離はそれぞれ600キロあまりと分析され、政府はこれを、新たな短距離弾道ミサイルに位置づけました。
合同参謀本部の関係者は、「今回のミサイルの発射は、武力の示威ではなく、試験発射とみている。発射が成功したかについては、精密な分析後に把握できる」と述べました。
一方、 鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は、北韓の最初のミサイルの発射から5時間後の午前11時、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、北韓のミサイル発射に対して深い憂慮を示しました。
[Photo : YONHAP News]