米メディア 「北韓発射の短距離ミサイルは韓日駐留の米軍に脅威」

北韓が発射実験を続けている短距離ミサイルが、韓国や日本に駐留しているアメリカ軍の直接的な脅威となっているとアメリカのメディアが報じました。
アメリカの日刊紙「ニューヨークタイムズ」は、アメリカのシンクタンク、ミドルベリー国際大学院ジェームズ・マーティン不拡散研究所がまとめた北韓のミサイルに関する分析を、現地時間の2日、報じました。それによりますと、北韓が最近相次いで発射した短距離ミサイルについて、トランプ大統領の問題にしないとの見解とは異なり、北東アジア地域に駐留するアメリカ軍の防衛力を脅かす可能性があるとしています。
具体的には、韓国や日本にあるアメリカ軍基地8か所に駐留する3万人の兵士が脅威にさらされているということです。
ニューヨークタイムズは、なかでも北韓が最近、発射実験を行った一部の短距離弾道ミサイルは、高度が低く、経路の予測が難しいため、パトリオットミサイルやイージス艦による迎撃システムなどアメリカのミサイル防衛網をくぐりぬける可能性があると報じました。
また金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がトランプ大統領に送った親書は、対北韓制裁が続くなかで兵器を開発する時間を稼ぐための戦略だという一部の専門家の見方も伝えました。
[Photo : YONHAP News]