ユネスコ事務総長、南北によるDMZの世界遺産登録を歓迎

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、国連総会の一般討論演説で、韓国と北韓の間のDMZ=非武装地帯を北韓と共にユネスコ世界遺産に登録する構想を提案したことについて、ユネスコのオードレ・アズレ事務総長は歓迎の意を表明しました。
外交部によりますと、アズレ事務総長は現地時間の25日、国連総会に出席するためにアメリカを訪問した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と会談し、文大統領の構想を支持し、積極的に協力する意向を明らかにしたということです。
これを受け、康長官は、ユネスコ世界遺産の客観的で公正な運営に向けた事務局の努力について評価しました。
文大統領は24日、アメリカ・ニューヨークで開かれた国連総会の一般討論演説で、DMZを国際的な平和地帯にすることを提案し、南北共同で、ユネスコ世界遺産の登録を推進する意向を明らかにしています。
こうした中、軍縮問題に携わる25か国25名の外交官で構成される「国連軍縮フェローシップ」が27日から2日間、韓国を訪問します。
国連軍縮フェローシップは、板門店(パンムンジョム)や戦争記念館などを訪問するほか、外交部での懇談会に臨む予定となっています。
国連は、毎年26~35歳の若手外交官で国連軍縮フェローシップを構成し、2か月にわたり、国際原子力機関(IAEA)など国際機関と国連加盟国に派遣しています。
[Photo : YONHAP News]