国連安保理召集 北韓の弾道ミサイル発射が制裁違反か判断

国連安全保障理事会は、北韓が今月2日に発射したSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルが国連制裁決議に違反するかどうかを判断するための会議を9日に開きます。
イギリスとフランス、それにドイツが先週、北韓の弾道ミサイル発射について懸念を示す声明を出し、安保理の招集を要請したことを受けたものです。
イギリスなどは、北韓の弾道ミサイル発射が安保理決議に違反するものだとして糾弾しています。
こうしたなか、米朝交渉を再開したアメリカや、これまで北韓に対するさらなる決議案の採択を拒否してきた中国とロシアの反応に関心が集まっています。
一方、北韓の国連代表部は安保理の招集に反発しています。
北韓の金星(キム・ソン)国連大使は記者団に対して、イギリスなどの安保理招集の要請について「危険な試みであり、決して座視しない」と話しました。
また「背後にアメリカがいることを知っている。安保理がわれわれの自衛的措置を問題視すれば、主権を守ろうとするわれわれの欲求をさらに刺激することになるだろう」と主張しました。
アメリカのロバート・ウッド軍縮大使は記者会見で、「北韓との協議の道のりは平たんではないが、非核化の確認のため最善を尽くす。北韓が非核化に貢献すれば、明るい未来が保障されるだろう」として北韓の決断を改めて促しました。
[Photo : YONHAP News]